不動産市場の統計・データ

東京の中古マンション成約数3カ月連続で減少—価格高騰が原因?

東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は2018年7月の首都圏流通動向を8月10日に発表しました。

首都圏の中古マンションの成約件数は3,139件で、前年比5.0%減と3カ月連続で前年を下回りました。
これは、中古マンションの価格高騰によるものと推測しています。

不動産投資初心者の方へ——REINS(レインズ)とは?

不動産業界には、多数の業界団体が存在します。

不動産流通機構とは、名称に「流通」が入っている通り、不動産の流通に関する団体です。

REINS(レインズ)とは?
レインズとは、Real Estate Information Network System(不動産流通標準情報システム)の略称で、国土交通大臣から指定を受けた不動産流通機構が運営しているコンピュータ・ネットワーク・システムの名称です。
東日本不動産流通機構」Webサイトより

REINS(レインズ)——Real Estate Information Network System(不動産流通標準情報システム)は、流通する不動産物件のデータベースです。
この不動産物件のシステムは、日本に4つ存在する組織によって運営されています。

不動産流通機構とは?
日本に4つの公的組織

国土交通大臣指定不動産流通機構は全国を4つに分け運営されており、各々の団体は財団・社団法人として、各地域の重要な不動産会社を会員に擁し組織されています。
東日本不動産流通機構」Webサイトより

今回は、東日本不動産流通機構(東日本レインズ)が公表している首都圏流通動向から、直近の動向をみてみます。

首都圏の中古マンション成約数3カ月連続で減少

首都圏の中古マンション成約数は3カ月連続で減少しています。

件数 3,139件 前年同月比 -5.0%
㎡単価 52.13万円/㎡ 前年同月比 +5.4%
価格 3,362万円 前年同月比 +6.4%
専有面積 64.49㎡ 前年同月比 +1.0%
築後年数 20.86年 前年同月 20.89年

○首都圏概況 成約件数は前年比で 5.0%減少し、3 ヶ月連続で前年同月を下回った。成約㎡単価は前年比で 5.4%上昇、成約価格は同 6.4%上昇し、ともに 2013 年 1 月から 67 ヶ月連続で前年同月を上回った。専有面積は前年比プラス 1.0%であった。

○地域別動向 成約件数は神奈川県他を除く各地域が前年比で減少し、埼玉県は前年比で 2 ケタ減となった。成約㎡単価はすべての地域が前年比で上昇し、東京都区部は 12 年 10 月から 70ヶ月連続で前年同月を上回った。

東日本不動産流通機構
月例速報 Market Watch サマリーレポート <2018 年 7 月度>

首都圏中古マンション件数

首都圏中古マンション件数は、登録件数は増えているものの成約件数が減少しています。
後に㎡単価を記載しますが、㎡単価が上昇しており、成約にいたる件数が減少ているのではと推測しています。

前年比で新規登録件数は11 ヶ月連続、在庫件数は38 ヶ月連続で増加

○成約件数
7 月の首都圏における中古マンション成約件数は3,139 件と前年比で5.0%減少し、3 ヶ月連続で前年同月を下回った。

○新規登録件数
7 月は17,242 件と前年比で7.5%増加し、11 ヶ月連続で前年同月を上回った。前月比は1.3%減少した。

○在庫件数
7 月は45,780 件と前年比で8.1%増加し、15 年6 月から38 ヶ月連続で前年同月を上回ったが、前月比はプラス0.1%とほぼ横ばいであった。

首都圏 中古マンション件数の推移

首都圏地域別中古マンション成約件数

首都圏の中古マンションの成約件数を地域別にみてみます。

成約件数は神奈川県他を除く各地域が前年比で減少

○東京都
7 月の東京都区部は1,335 件と前年比で3.5%減少し、多摩は322 件と前年比で4.7%減少した。両地域とも3 ヶ月連続で前年同月を下回った。

○神奈川県
7 月の横浜・川崎市は538 件と前年比で4.4%減少した。神奈川県他は227 件で前年比プラス0.4%と、ほぼ横ばいながら3 ヶ月ぶりに前年同月を上回った。

○埼玉県・千葉県
7 月の埼玉県は347 件で前年比マイナス11.3%の2 ケタ減となった。千葉県は370 件と前年比で8.0%減少し、3 ヶ月連続で前年同月を下回った。

首都圏中古マンション㎡単価

首都圏の中古マンションの㎡単価の推移をみてみます。
登録されている㎡単価が軒並み上昇していることがわかります。

前年比で成約㎡単価は67 ヶ月連続上昇、在庫㎡単価は6 ヶ月連続上昇

○成約㎡単価
7 月の首都圏における中古マンション成約㎡単価は52.13 万円/㎡と前年比で5.4%上昇し、13 年1 月から67 ヶ月連続で前年同月を上回った。前月比も0.4%上昇した。

○新規登録㎡単価
7 月は56.77 万円/㎡と前年比で2.3%上昇し、3 ヶ月連続で前年同月を上回った。前月比も1.0%上昇した。

○在庫㎡単価
7 月は58.38 万円/㎡と前年比で2.3%上昇し、6 ヶ月連続で前年同月を上回った。前月比も0.8%上昇した。

■首都圏 中古マンション㎡単価の推移

首都圏地域別中古マンション成約㎡単価

成約㎡単価はすべての地域が前年比で上昇
○東京都
7 月の東京都区部は74.47 万円/㎡と前年比で3.4%上昇し、12 年10 月から70 ヶ月連続で前年同月を上回った。多摩は41.22 万円/㎡と前年比で5.1%上昇し、6 月に続いて前年同月を上回った。

○神奈川県
7 月の横浜・川崎市は49.10 万円/㎡と前年比で4.9%上昇し、5 ヶ月連続で前年同月を上回った。神奈川県他は30.73 万円/㎡と前年比で3.0%上昇した。

○埼玉県・千葉県
7 月の埼玉県は31.09 万円/㎡と前年比で6.8%上昇し、6 月に続いて前年同月を上回った。千葉県は28.18 万円/㎡と前年比で8.4%上昇し、4 ヶ月連続で前年同月を上回った。

■成約㎡単価の前年同月比(2018年7月)

まとめ

首都圏の中古マンションの成約数は減少しているものの、㎡単価は上昇しています。
中古マンションが高騰しており、割高感がでているのではないかと推測しています。

冒頭にも述べましたが、東日本不動産流通機構(東日本レインズ)発表の中古マンションは、ファミリータイプがメインです。

投資用の中古ワンルームマンションのデータそのものではないのですが、参考になるでしょう。

今後もしばらくは中古マンションの㎡単価が上昇していくものと推測されます。しかし中古マンションの価格が高騰して、成約につながらないと一段落して、また少し価格が下がることを期待しています。

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